LEON『予約制、こだわりぬいた極上ショートケーキ専門店が誕生』

予約制、こだわりぬいた極上ショートケーキ専門店が誕生

さて、いちごといえば忘れてはいけないのがショートケーキ。洋菓子の代表格のように思えますが、実はこれ、フランスやドイツなどヨーロッパの伝統菓子ではないのだそう。まったくの日本オリジナルのケーキなのだそうです。それだけに、私たちの生活には深~く浸透していますね。

受験が終わったとき、誰かのお誕生日だったとき、特に理由はないけどケーキが食べたかったとき、我が家ではいつもショートケーキを食べていたなぁ。ああ、不二家やウエストのショートケーキは思い出の味です。
そんな私たちにとって特別なショートケーキを、食材と鮮度にこだわって極上のクオリティで作る専門店が、東銀座に昨年12月にオープンしていました。

「crèam fraise génoise」。クレーム・フレーズ・ジェノワーズと読みます。クレームは生クリーム、フレーズはいちご、ジェノワーズは全卵とバターを使用したスポンジ生地を意味しています。生クリーム+いちご+スポンジ=ショートケーキというわけですね。

「crèam fraise génoise」のケーキはショートケーキの1種のみ。そしてカット売りはせず、ホールのみ。さらに原則的には前日までの予約販売です。
これは、乾燥などの劣化を防ぎ、ショーケースにも入れずにギリギリまで冷蔵することで鮮度を保つためだそう。またひとつのホールケーキを囲むことで、幸せな時間を共有してほしいと、オーナーにしてシェフパティシエールの関口倭代さんの思いがこめられています。

関口さんは一流店や有名ホテル、フランスでの洋菓子修業を経て、国内外で数々の受賞歴があるパティシェール。最上のクオリティにこだわり、小麦、たまご、バター、クリームなどすべての食材を国産で吟味し、毎日その日の予約分を関口さん自ら丁寧に作っています。

と、能書きはこのくらいにして、ひとくち食べてみてください。ふうわり軽い生クリームに、シロップやお酒を打っていないのにしっとりとしたスポンジ、そしてさわやかないちごの甘味に誰しも笑顔になるはず。かつて家族で囲んだあのショートケーキ、幸せの味に、よりヴィヴィッドな美味しさで出会えます。